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【新月伐採】
こんにちわ 髙谷です。
みなさん、『新月伐採』って聞いたことありますか?

特にヒネリはなく文字通り、新月の日に木を伐採することです。
賛否両論のあるこの『新月伐採』ですが、新月の日に伐採することで雑菌の無い、腐りにくい木が採れるとのことです。最古の木造住宅である法隆寺や、ヴァイオリンのストラディバリウスも新月の木で作られているとか。
私の祖父も昔、「新月の日に切った竹は長持ちするよ」と言ってました。植物や人間など自然界のものは、太陽や月の影響を受けているので、こういう昔からの言い伝えは、たとえ今の科学で実証されいなくても、私は結構好きです。ありえる!と思います。

7月の新月の日、27日にLaboに無垢材を提供して頂いている鳥取の材木業者、
「木の在る暮らし展」様よりお声掛け頂き、桐の大木を伐採するという
貴重な体験に参加してきました。地元の方もたくさん見にこられていました~
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伐採する木は樹齢200年の桐の大木!直径1.2m程です。
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作業は思いのほか難航しました。
熟練の山師の方2人がかりでチェーンソーを入れ、
刃渡りから目測すると、縁は切れていると思われるのですが、
くさびを何か所も打付けても倒れません。
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なかなか倒れないのは、200年も生きてきた大木が抵抗しているようにも思え、
複雑な心境でした。
皆同じ思いなのか、真剣な面持ちで木をじっと見つめ、
どこか緊張感のある雰囲気が漂っていました。
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何度もくさびを打付け、1時間以上が経過した頃、
切断部が少し開いたかなと思ったら、そこからは一瞬でした。


一気に大きな音と共に倒れ、それまで木陰になっていた
私たちのまわりが、一瞬のうちに陽の光があたり、ぱっと明るくなりました。
皆が一斉に歓声をあげるほど感動の一瞬でした。
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桐の箱や家具などの印象から桐はとても軽い印象があるのですが、
立木の桐は非常に多くの水分を含んでいるらしく、逆に他の木よりも
とても重たいそうです。引っ張っていたワイヤーも切断してしまいました。


「木の在る暮らし展」の澤社長は、この大きな桐があることで、周囲に陽が当たらず、他の木が育たないと
言われていました。だからこそ、逆にこの桐がさらに根を張ることができ、200年も
生きつづけてきたのだと。


今回伐採した木の少し離れたところには直径30cmくらいの小振りの桐があります。
伐採前は大樹の陰にあったこの桐にも陽の光があたり、伐採前とはまた違った
印象を受けました。
子が親を超えていく人の世代交代ように、この桐の木も伐採を機に
これから大樹へと育っていく思うと感慨深いものがあります。
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今回の体験は、私たちが普段住まいの材料としてよく使う木は、
どれも山で何年も生きてきた木を切って使うということを改めて認識できた
貴重な体験でした。
上手に、大切に使う義務があると感じました。
by labo_akashi | 2014-08-03 13:40 | イベント